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過去の展覧会 2020-2021

2020/04/04
ジャパニーズ・モダンの系譜―戦後草創期の日本デザイン―
2020/06/20
美術雑誌の時代1892-1945―「美術」はメディアにのって―
2020/09/12
絵葉書―小さな美術―
2020/11/21
版の東西―山鬼文庫コレクションから
2021/04/03
博覧会の時代―美術の生い立つところ―
2021/06/19
美術の雑誌・雑誌の美術―アートはメディアにのって―
2021/09/11
グラフィックの華・ポスター―明治・大正・昭和―
2021/11/20
写された建築―錦絵・写真・絵葉書―

博覧会の時代 ―美術の生い立つところ―

■会期 2021年4月3日(土)―6月13日(日)午前10時―午後7時 入場無料

■会場 山鬼文庫〒920-0923金沢市桜町5-27 / tel.076-254-6596

■開催趣旨

「百聞ハ一見ニシカズ」-明治政府は西洋を手本に日本の近代化を推し進めようとしましたが、それには国民に西洋文化の実物を並べて見せる博覧会が重要な手段だと考えました。多くの国民もこれから始まる新しい時代に心をときめかせ、会場に詰めかけました。例えば、「美術」は床の間の掛物や置物に代わる新しい芸術鑑賞スタイルとして博覧会で初めて登場したのです。誰もが自由に貴重な文化財を目することがでるようになったのは維新による身分制度廃止の賜物でした。コンペ形式で受賞者を表彰するのもヨーロッパを手本にした新しいシステムでした。博覧会はまさにこうした新しい時代の象徴であり、人々の耳目を大いに集めたのです。明治末には、日本の文化、産業の近代化進み、博覧会は娯楽的要素が増えますが、新時代、新文化を求めて人々を魅惑しました。当時の錦絵、絵葉書や受賞メダルなどから熱い時代の熱気を感じ取ってください。

■おもな展示予定作品

  • 「博覧会品物目録於兼六園」1872

  • 三代広重《上野公園内国勧業第二博覧会》1881

  • 《内国勧業博覧会有効牌》1881

  • 「第三回内観会場陳列品図」1890

  • 「平安遷都記念祭第四回内国勧業博覧会連合計画予定大略」1891

  • 《第五回内国勧業博覧会絵皿》1903

  • 《東京勧業博覧会レリーフ皿》1907

  • 《明治36年之大阪》1903

  • 「東京と博覧会」1907

  • 「2600  JAPAN INTERNATIONAL EXPOSITION」1939

  • 中山修三《産業と観光大博覧会第一回ポスター》1932

  • 《人類の進歩と調和 日本万国博》1967