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過去の展覧会 2020-2021

2020/04/04
ジャパニーズ・モダンの系譜―戦後草創期の日本デザイン―
2020/06/20
美術雑誌の時代1892-1945―「美術」はメディアにのって―
2020/09/12
絵葉書―小さな美術―
2020/11/21
版の東西―山鬼文庫コレクションから
2021/04/03
博覧会の時代―美術の生い立つところ―
2021/06/19
美術の雑誌・雑誌の美術―アートはメディアにのって―
2021/09/11
グラフィックの華・ポスター―明治・大正・昭和―
2021/11/20
写された建築―錦絵・写真・絵葉書―

美術の雑誌・雑誌の美術 ―アートはメディアにのって―

■会期 2021年6月19日(土)―9月5日(日)午前10時―午後7時 入場無料

■会場 山鬼文庫〒920-0923金沢市桜町5-27 / tel.076-254-6596

    http://www.sankibunko.com/

■開催趣旨

美術と同様に、新聞・雑誌もヨーロッパに倣って明治になってから発行されました。美術はそれまでの手法を超え、新時代を担おうとしていましたので、最新情報や意見発表の場として、雑誌は美術家・美術愛好家にとってなくてはならないメディアとなりました。日本の西洋的な近代化が広くいきわたった1920年代になると、今度は雑誌というメディアを自らの表現の手段として活用しようとする作家が登場します。グラフィック・デザインとしてはもちろん、版画や絵画表現の一部として雑誌に取り組んだのです。優れた表現として練り上げられた雑誌は若い人々の創造意欲を刺激するまでになったのです。こうした表現手段として著しく進歩していたために、1930年代以降は戦意高揚に向けた国家宣伝の手段として雑誌が活用されるまでになったのでした。

■おもな展示予定作品

美術の雑誌

  • 『美術園』6 1889

  • 『技芸の友』1 1905

  • 『小美術』1-1 1904

  • 『みづゑ』185 1920

  • 『商業美術』1 1929

  • 『アトリエ』1-1 1924

  • 『美術月報』4-9 1923

  • 『日本版外国美術雑誌』1 1933

雑誌の美術

  • 芳洞《絨毯図案》1904

  • 津田青楓《GEISHA》1907

  • 後藤慶二《自分の建てた監獄》

    1913

  • 石井柏亭『トバエ』1 1916

  • 山本鼎『婦人之友』24-1 1930

  • ブブノワ『みづゑ』1932

  • 日名子実三『水泳』16 1933

  • 藤田嗣治『近代風景』1938

  • 山名文夫『花椿』6 1940

  • 剣持勇『科学朝日』1-1 1941

  • 河野鷹思『VAN』1 1941

  • 原弘『大東亜建設画報』1 1941

  • 大橋正『平凡』1-1 1945

  • 山名文夫『猟奇』2 1946

  • 熊田五郎『FEMINA』1 1947

  • 花森安治『美しい暮らしの手帖』5 1949