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文庫主人 森仁史

一寸

これは青木茂を中心に、毎週神田の古書会館に通って資料収集に余念のなかった美術史研究者がつくっている同人誌です。創刊からすでに20年を経て、2名が世を去りましたが今もなお刊行を続けています。この創刊を発案したのは山鬼文庫主人でありました。

創刊当時の同人は次の通りで、()内は当時の所属です。

青木茂(跡見学園女子大学)
岩切信一郎(東京文化短大)
大谷芳久(かんらん舎)
金子一夫(茨城大学
村田哲朗(郡山市立美術館)
森登(中央公論美術出版
森仁史(松戸市教育委員会)
山田俊之(帝塚山学院大学)

一寸履歴

2000/01/01
「もうひとりのtom」『一寸』(書痴同人発行)創刊号 pp12-13
2000/05/01
「カメラマン池田三四郎」『一寸』第二号 pp23-26
2000/11/01
「夭折の人・森谷延雄」『一寸』第四号 pp22-24
2001/01/30
「近代の終わりか現代の始まりか-宮下孝雄の場合」『一寸』第五号 pp23-26
2001/04/30
「山中節治拾遺」『一寸』第六号 pp26-28
2001/07/30
「日本美術略史の謎」『一寸』第七号 pp22-25
2001/10/30
「グレイ・リテラチャー」『一寸』第八号 pp25-27
2002/01/30
「明治は遠くに、あるいは近くに-松岡壽・銅像・広瀬中佐-」『一寸』第九号 pp25-28
2002/04/30
「明治日本のイタリア-ガリバルディ・フォンタネージ・松岡壽-」『一寸』第十号 pp26-29
2002/08/20
「アトリエ以前」『一寸』第十一号 pp26-28
2002/10/30
「時代は変わる-国史絵画舘をめぐって」『一寸』第十二号 pp26-28
2003/01/30
「いずかたからいずかたへ」『一寸』第十三号 pp27-29
2003/08/30
「無名と非命 福地復一のこと」『一寸』第十五号 pp.26-29.
2003/10/30
「春霞か秋水か-土佐紀行から-」『一寸』第十六号 pp.31-34
2004/02/15
「時の過ぎゆくままに」『一寸』第十七号 pp.32-33
2004/05/20
「无型の生命主義を論じて表現主義に至る―一九二〇年代の生と工芸」『一寸』第十八号 pp30-33
2004/08/20
「西郷隆盛像建設経緯寄与―自業自得の夏」『一寸』第十九号 pp31-33
2004/11/10
「歴史の作られ方語られ方―横井時冬のこと」『一寸』第二十号 pp.34-36
2005/02/20
「伝統と近代―もしくは真実と事実あるいはタウトと剣持」『一寸』第二十一号 pp.29-31
2005/04/30
「保守反動か断而不行か―佐倉から浅草へ」『一寸』第二十二号 pp44-48
2005/07/30
「現認報告―高村豊周論に向けて」『一寸』第二十三号 pp31-33
2005/11/10
「一九二〇年代パトスの行方」『一寸』第二十四号 pp38-41
2006/02/20
「時代に先駆けるもの―後藤慶二と高濱虚子―」『一寸』第二十五号pp31-33
2006/05/20
「貫戦工芸史―工芸学会の消長」『一寸』第二十六号 pp34-37
2006/08/15
「庭園工芸とは―庭園史と西川友孝の位置」『一寸』第二十七号 pp34-37
2006/10/30
「工作―モノづくりの転回」『一寸』第二十八号 pp36-39
2007/01/30
「我らが美術展覧会はいつから―仏展と黒田朋信」『一寸』第二十九号 pp40-44
2007/04/30
「近代への渡河―地図の場合」『一寸』第三十号 pp36-39
2007/08/15
「近頃とみに―近代化とグローバリゼーション」『一寸』第三十一号 pp34-38
2007/11/10
「どこからどこまで―外からの眼差しと内なるものたち」『一寸』第三十二号 pp37-41
2008/02/15
「わがユリイカ―なにをいまさら」『一寸』第三十三号 pp38-41
2008/05/15
「あくまでかそれでもなおか―ヴォーリズから今和次郎へ」『一寸』第三十四号 pp48-51
2008/08/30
「巨匠の断念―黒田清輝の場合」『一寸』第三十五号 pp46-51
2009/05/30
「巨匠の悲哀―黒田清輝の場合」『一寸』第三十八号 pp51-54
2009/08/20
「並べてうたかたなる―印刷資料諸々」『一寸』第三十九号 pp45-48
2009/11/30
「人と人とを繋ぐもの―蔵田周忠と森銑三―」『一寸』第四十号
2010/03/15
「表現主義とスピリチュアルなもの―日本の場合」『一寸』第四十一号pp45-48
2010/06/10
「生命主義と生活のモダン―帆足理一郎をめぐって」『一寸』第四十二号pp45-49
2010/08/20
「明治紀念之標日本武尊像をめぐって」『一寸』第四十三号pp42-44
2010/11/30
「ルックウッドの白山喜太郎―たどりつけない実像」『一寸』第四十四号pp32-37
2011/02/20
「転回点としての新芸術=アール・ヌーヴォー―箕作元八日記を読んで」『一寸』第四十五号 pp47-51
2011/05/30
「<美術>の近代―日本語として」『一寸』第四十六号 pp63-66
2011/08/30
「日本の芸と西欧の美術―在来の芸術観念と新来の<美術>」『一寸』第四十七号 pp62-65
2011/11/30
「写真製版登場の頃―日本の印刷技術の転機」『一寸』第四十八号pp67-71
2012/02/20
「勧業博物館の時代―明治十年頃の兼六園をめぐって」『一寸』第四十九号 pp72-76
2012/05/30
「忘れられた記憶―前田慶寧像について」『一寸』第五十号 pp83-85
2012/08/30
「忘れられたもうひとつの銅像―横山隆興像」『一寸』第五十一号 pp66-68
2012/11/20
「先覚者の命運―碧海阿部甚十郎の場合」『一寸』第五十二号 pp63-67
2013/02/20
「内国勧業博覧会画像資料―近代の意図と近世の手段」『一寸』第五十三号 pp56-60
2013/05/30
「いまひととび浅井忠について―そのデザイン活動1900-07年」『一寸』第五十四号
2013/08/30
「創設期の日本美術院と岡崎雪聲」『一寸』第五十五号 pp62-65
2013/11/30
「漫画の近代―北澤楽天の位置と意味」『一寸』第五十六号 pp63-66
2014/05/30
「近代漫画の成長一九〇〇―一〇年代」『一寸』第五十八号 pp71-74
2014/08/30
「アジアでみる、アジアからみる「美術」」『一寸』第五十九号 pp55-58
2014/11/30
「Fine artsから美術へ―アジアにおける概念と語彙の流通」『一寸』第六十号 pp60-64
2015/03/10
「わすれぬうちに―フィリピン、愛知県の陶業」『一寸』第六十一号 pp54-56
2015/05/30
「国立近代美術館の新設とその位相」『一寸』第六十二号 pp80-86
2015/08/30
「一九五〇―六〇年代の国立近代美術館」『一寸』第六十三号 pp78-82
2015/11/30
「「近代」美術館の誕生―鎌近神話創世記」『一寸』第六十四号 pp80-84
2016/03/10
「「近代」美術館ノート―一九五〇年代初めの動向」『一寸』第六十五号 pp78-82
2016/05/30
「陶磁器製作の転回―陶磁器試験所・国産振興・民芸」『一寸』第六十六号 pp81-89
2016/08/30
「戦中と戦後の間―国立博物館の美術展示1946-51―」『一寸』第六十七号 pp76-80
2016/11/30
「金沢の戦中から戦後の幕開けへ―萌え出る美術」『一寸』第六十八号 pp75-80
2017/03/10
「金沢美術工芸大学の一九五〇年代」『一寸』第六十九号 pp71-76
2017/05/30
「美術の受容と工芸の定位―「工芸」からインダストリアル・アートへ」『一寸』第七十号 pp.88-94
2017/09/10
「ワグネルの遺徳―陶磁器製作の進運」『一寸』第七十一号 pp81-87
2017/12/01
「一八六七年のパリ万国博覧会への日本出品と展示―その経緯と実態」『一寸』第七十二号 pp75-80
2018/02/20
「悩みは尽きぬ「美術」「雑誌」―調べれば調べるほどに」『一寸』第七十三号pp.79-85
2018/06/10
「雑誌四題―『好古雑誌』・『縦と横』・『日本産業美術年鑑』・『北国版画』」『一寸』第七十四号 pp76-82
2018/09/15
「明治四十年代の中澤岩太と板谷波山―美術とデザインの分岐」『一寸』第七十五号 pp78-83
2018/12/10
「様々なる補遺―中澤岩太・太田誠二、板坂辰治・長谷川八十、森嘉紀」『一寸』第七十六号 pp79-84
2019/03/10
「和田英作校長の東京美術学校改革―芳武茂介と大智浩のめぐり逢い」『一寸』第七十七号 pp80-86
2019/06/10
「戦時宣伝の諸相―伝単制作と報道美術協会」『一寸』第七十八号 pp84-92
2019/08/30
「九谷初学」『一寸』第七十九号 pp86-92
2019/12/10
「戦後デザインの転位―大智浩から粟津潔への世代交代―」『一寸』第八十号 pp84-92
2020/02/29
「戦後日本美術の出発―1950年代の写実と抽象」『一寸』第八十一号 pp78-84
2020/06/30
「直実とそして詩化―矢代幸雄ノート」『一寸』第八十二号 pp82-87
2020/10/15
「絵葉書三昧―明治から大正への変遷」『一寸』第八十三号 pp88-94
2020/12/30
「超絶技巧と美術と―近世から近代への階梯」『一寸』第八十四号 pp80-85
2021/03/30
「工芸概念の変遷(一)工芸・美術工芸・美術工業」『一寸』第八十五号 pp80-86
2021/07/30
「工芸概念の変遷」(二)経済的工芸・工芸図案・工芸美術『一寸』第八十六号pp79-86
2021/12/15
「工芸概念の変遷」(三)美術工芸・民藝『一寸』第八十七号pp77-85
2022/02/28
「工芸概念の変遷」(四)生活工芸 『一寸』第八十八号 pp79-84
2022/05/30
「工芸概念の変遷」(五)民藝の戦後・伝統工芸 『一寸』第八十九号 pp61-67
2022/09/15
「工芸概念の変遷」(六)産業工芸、インダストリアル・デザイン 『一寸』第九十号 pp69-74
2022/11/30
「工芸概念の変遷」(七)デザイン 『一寸』第九十一号 pp57-64
2023/03/02
「写真史料三題―明治初期・後期、大正」 『一寸』第九十二号 pp65-72
2023/06/10
「工芸概念の変遷」(八)工芸大学⑴ 『一寸』第九十三号 pp79-87
2023/09/30
「工芸概念の変遷(九)工芸大学⑵」『一寸』第九十四号 pp73―79
2023/12/30
「日本と「美術」『一寸』第九十五号 pp81-89
2024/03/30
「「美術」移植からデザイン振興へ—愛知県商品陳列所の一九一〇—二〇年代」『一寸』第九十六号 pp73-80
2024/06/30
名古屋美術研究 明治期」『一寸』第九十七号 pp75-82
2024/09/30
「名古屋美術研究 明治末〜大正期」『一寸』第九十八号 pp67-74
2024/12/15
「日本の写真教育—東京高等工芸学校・東京美術学校・東京高等工芸学校」『一寸』第九十八号 pp85-92